前払金・前受金
商品を買って後払いにした時、商品以外を買って後払いにした時、仕訳がどのように違ってくるのか分かりましたよね。
今度は先にお金を払う場合です。
スマホを買ったりコンサートのチケットを予約したりすると、手付金とか予約金とかの名前で、代金の一部を先に払って残りの代金は商品を受け取る時に払う、というのを経験された方はいらっしゃると思います。
どのような仕訳になっているのか、ご説明していきます。
問題集(前払金と前受金)
問題 21-1
1.三宮商店へ商品500,000円を注文し、内金として100,000円を現金で支払った。
2.上記1の三宮商店から注文商品500,000円を受け取り、代金のうち150,000円は現金で支払い、内金を差し引いた残額は月末に支払うことにした。
3.神戸商店から商品800,000円の注文を受け、内金として300,000円を現金で受け取った。
4.上記3の商品800,000円を引き渡し、代金は内金を差し引いた残額を月末に受け取ることにした。
問題 21-2
1.商品¥300,000を尼崎商店に注文し、代金の一部¥100,000を小切手で振り出し支払った。
2.商品¥300,000を仕入れ、代金のうち¥100,000を先に支払った分をあて、残額は掛とした。
3.得意先梅田商店から商品¥300,000の注文を受け、代金のうち¥100,000を小切手で受け取った。
4.得意先梅田商店へ商品¥300,000を売り上げ、代金のうち¥100,000は先に受け取った分をあて、残額は掛とした。
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