引取運賃・発送費(諸掛)
大量生産の商品売買、一点もの商品の商品売買、どちらも仕訳が出来るようになったと思います。
今回は送料について考えます。
たとえば東京のデパートが北海道のチーズ工場からチーズを仕入れました。当然、送料はかかりますよね。送料についてはどのように仕訳するのでしょうか。
どちらが送料を負担するのかによって仕訳の方法が違いますので、順番にみていきましょう。
問題集(仕入れに係る費用)
問題 10-1
1.商品¥80,000を掛けで仕入れ、当店が負担する運賃¥3,000を現金で支払った。
2.商品¥50,000を掛けで仕入れた。なお、先方負担の運賃¥1,500は当店が現金で立て替えている(立替金勘定を用いて処理)。
問題集(売上に係る費用)
問題 13-1
1.商品を360,000円で掛売りし、発送運賃10,000円は現金で支払った。
2.商品325,000円を掛売りし、先方負担の発送運賃12,000円を現金で立替払いした(立替金勘定を用いて処理)。
3.商品400,000円を掛売りし、先方負担の発送運賃15,000円を現金で立替払いした(売掛金に含めて処理)。
問題 13-2
次の各取引について仕訳しなさい。
1.旭川商店から商品580,000円を掛けで仕入れ、引取運賃18,000円を現金で支払った。
2.商品を720,000円で掛売りし、発送運賃20,000円は現金で支払った。
3.室蘭商店から商品480,000円を掛けで仕入れ、先方負担の引取運賃15,000円を現金で立替払いした(立替金勘定を用いて処理する)。
4.富山商店から商品360,000円を掛けで仕入れ、先方負担の引取運賃10,000円を現金で立替払いした(買掛金と相殺する)。
5.商品650,000円を掛売りし、先方負担の発送運賃24,000円を現金で立替払いした(立替金勘定を用いて処理する)。
6.商品840,000円を掛売りし、先方負担の発送運賃30,000円を現金で立替払いした(売掛金に含めて処理する)。
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