宅建士 模擬試験 権利関係 問20
正解・解説
問20 正解③
① 正しい。 盛土の高さが5m未満の場合であっても、造成宅地防災区域として指定される場合はある。造成宅地防災区域として指定する要件は、1、盛土をした土地の面積が3,000㎡以上であり、かつ、盛土をしたことにより、当該盛土をした土地の地下水位が盛土をする前の地盤面の高さを超え、盛土の内部に浸入しているもの、2、盛土をする前の地盤面が水平面に対し20度以上の角度をなし、かつ、盛土の高さが5メートル以上であるもの、である。
② 正しい。 高さが5mを超える擁壁の設置、切土又は盛土をする土地の面積が1,500㎡を超える土地における排水施設の設置、以上の場合は資格を有する者の設計によらなければならない。よって、排水施設は、政令で定める資格を有する者によって設計される必要はない。
③ 誤り。 高さが2mを超える擁壁、地表水等を排除するための排水施設、地滑り抑止ぐい等の全部又は一部の除却の工事、以上の場合はその工事に着手する日の14日前までにその旨を都道府県知事に届け出が必要である。
④ 正しい。 宅地造成工事規制区域内において、宅地以外の土地を宅地に転用した者は、その転用した日から14日以内に、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
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