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宅建士 模擬試験 権利関係 問10

正解・解説

問10 正解③

① 正しい。 抵当権の順位は、登記の前後によって決せられる。したがって、Cを抵当権者とする抵当権設定登記のほうが、Bを抵当権者とする抵当権設定登記より先であるときは、Cを抵当権者とする抵当権が第1順位となる。
② 正しい。 抵当権が設定されている建物に火災保険が付されている場合に、当該建物の焼失によりその所有者が取得する損害保険金請求権に対しても、物上代位により抵当権の効力が及ぶ。
③ 誤り。 抵当権者に対抗することができない賃貸借により抵当権の目的である建物の使用をする者であって、競売手続の開始前から使用をする者Dは、建物の競売における買受人の買受けの日から6カ月を経過するまでは、建物を明け渡す必要がない。したがって、Dは、競落人に対して直ちに当該建物を明け渡す必要はない。
④ 正しい。 抵当権設定者は、第1順位の抵当権者が有する被担保債権の額とは無関係に、2番抵当権を、設定することができる。したがって、Aは、購入代金及びBへの返済額とは無関係に、2番抵当権を設定することができる。

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