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宅建士 模擬試験 権利関係 問1

正解・解説

問1 正解④

① 正しい。 代理人は、行為能力者であることを要しないので、未成年者でも有効に代理行為を行うことができ、法定代理人の同意がなくても、本人に有効に代理行為の効果が帰属する。
② 正しい。 代理人が相手方に対してした意思表示の効力が意思の不存在、錯誤、詐欺、強迫又はある事情を知っていたこと若しくは知らなかったことにつき過失があったことによって影響を受けるべき場合、その事実の有無は、代理人について判断する。契約を実際に締結しているのは、代理人だからである。したがって、本問でも善意・無過失の有無は、当該代理人を基準にして判断される。
③ 正しい。 同一の法律行為については、当事者双方の代理人となることはできず、これをした場合は無権代理とみなされる。もっとも、本人があらかじめ許諾した行為については、代理行為の効果は両当事者に有効に帰属する。
④ 誤り。 法定代理人は、自己の責任で復代理人を選任することができる。よって、やむを得ない事由がなくとも、復代理人を選任することができる。

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