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簿記2級無料講座 本支店会計の基礎

これから見ていく内容は、また新しい項目です。内容としては本支店会計と言われるものです。2級商業簿記では第3問の総合問題での出題が非常に高い項目ですので、しっかりと確認をして下さい。ではレジュメを使って内容を見ていきましょう。

本支店会計、こちらについてはその名の通り、本店だけではなくて支店もある、営業所とかですね、それがあるといった場合の会計処理、これを見ていこうというものです。例えば本店が東京にある。そして支店が大阪にある。どちらもそれぞれ活動をしているので、それぞれが記録をしていくわけなんですが、ここで重要になってくるのが、外部との取引は問題ないんですけれども、本店と支店で行なわれる取引、これが非常に重要になってきます。この取引の事を内部取引と言っていきます。内部取引と言われる所以は、本店と支店は法律上1つの会社だからです。法律上1つの会社の中で取引が行なわれているという事で内部取引と言われていきます。そしてこの内部取引、本店が支店に何かをしたといった場合には、それぞれ本店では支店勘定を作り、支店では本店勘定を作って取引の記録を行なっていきます。このようにして、本店が支店に何かしたなら支店勘定に記録、支店が本店に何かしたよってなれば本店勘定に記録。このようにして記録を行なっていき、最終ですね、本店の支店勘定、支店の本店勘定、残高は必ず貸借逆で一致します。そうする事で取引に漏れがないかというのをチェックする事が出来ます。そのように本店と支店での内部取引を漏れなく記帳していく為の勘定として使われていく、そのような由来からこれを照合勘定と呼ばれています。本店では支店という勘定を使っている。支店では本店という勘定を使っている。そして本支店間での内部取引を支店勘定、本店勘定を使って記録し、必ず残高が一致していなければいけない。ここをしっかりと押さえていただければと思います。

で、外部とのやり取りについては今まで通り記録をしていけば問題ありません。これから見ていく内容は、この内部取引って一体何なのというのを重点的に確認していきたいと思います。

では例題を使って見ていきましょう。本店は支店に現金1,500円を送金した。本店から支店へ現金を送りました、となれば、本店側は現金1,500円が無くなりますので貸方、現金1,500円、そしてこの現金1,500円は支店に行ったわけですから、支店では借方、現金1,500円と記帳されていきます。本店は現金が無くなって、支店が現金を受け取った。これだけで仕訳が終わるかというとそうではなく、この後ですね、重要になってくるのが、本店はこの現金を誰に送ったの?と。これを記帳しておかなければいけない。本店は支店に現金を送ったという事で借方には支店1,500円というのが記録されていきます。そして支店ではこの現金を誰から受け取ったの?、本店からという事で貸方側に本店勘定が記録されていく。これで貸借、借方、貸方に支店1,500、本店1,500っていうのが記録されて、一致している。で、漏れなく記録されているねという事が分かる。

では続いて、支店が本店の買掛金500円を現金で支払った。まず分かりやすいのが支店側ですね。支店は現金を500円分払ってると。なので貸方、現金500円ですね。で、本店側で見てもらうと、本店は買掛金500円が減少しているという事で買掛金が500円無くなる、借方、買掛金500円。後は相手科目ですね、支店側ではこの現金500円っていうのは誰の為に払ったのか、本店の為という事で借方、本店500円。で、本店はこの買掛金、自分で払ったのではなく、誰が払ってくれたのかというと、支店が払ってくれた。なので貸方、支店500円。このようにして本店、支店っていうのが記録されていきます。

こちらについてはお金のやり取りとか、掛けの支払、もしくは売掛金があれば受取という風に見ていきましたが、続いては商品のやり取りについて見ていきます。本店が支店に商品を送りましたと。ただ、普通に商品を送ったのではなく、こんな形で商品が流れています。本店が外部から商品を仕入れていくと、例えばこの商品が10,000円だった。10,000円で仕入れた商品を支店に送ります。単純に商品を横流しするのかというと、実はそうではなく、ここに利益を付けます。例えば1,000円の利益を付けてトータル11,000円で商品を支店に譲ると。そして支店は外部へ商品を販売する。仮に15,000円として、このように販売していく。なぜこのように本店は支店に商品を送る時、同じ会社の中で利益を付けるのかというと、活動実績を残すためにやってます。本店がもし利益を付けずに商品を支店に送っていたのならば、利益は支店でしか計算されません。となってくると本店は何の活動もやってないのかと思われてしまいます。そうではなく、本店は支店の為に外部から商品を買ってくるという活動をやって、そして各支店に商品を発送していると。本店は本店の役割があって活動しているにも関わらず、利益を付けずに送っていればただ遊んでるんじゃないかと思われてしまう。それではまずいという事で、本店の活動実績っていうものをちゃんと分かるようにする為、このように会社内部でも利益を付けて発送し、そして支店は支店の努力で販売をしていく。このような事が行われていきます。この利益を足した金額11,000円の事を振替価格と言っていきます。振替価格。本店が支店に商品を送った、振替えた金額っていう事で振替価格と言っていきます。また、この利益、1,000円の利益分を内部利益と言っていきます。内部利益。このような言葉っていうのは後々重要になっていきますし、本番試験でも使われる言葉ですのでぜひ押さえておいて下さい。

ではそれぞれを見ていきましょう。まず本店。本店は商品を支店に送りました。つまり売上になっていきます。なので貸方、売上、金額は利益を付けた11,000円になります。誰に売ったのか、支店へ売ったという事で借方、支店11,000円。ただ注意して欲しいのが、売上、これは普通の外部売上ではありません。あくまでも支店に売っているという事でこの売上という勘定だけを見てしまうとどうしても外部への売上と支店への売上っていうのが区別付きにくい。そこで科目も変えてあげる必要が出てくる。なので頭に支店へと付けて支店へ売上11,000円と記録していきます。そうする事で外部とは区別が出来るというメリットがあります。という事は支店でも同じ事が言えます。本店から仕入れているよという事で通常の仕入とは区別をするために借方、本店より仕入11,000円。そして誰から仕入れたのか、本店からという事で貸方、本店11,000円となります。そしてまたここですね、支店へ売上、本店より仕入、これも実は照合勘定になってくるわけです。ですから本店では支店勘定だけではなく、支店へ売上という勘定も使います。そして支店では本店だけではなく、本店より仕入という勘定を使って記録をしていく。そしてこのように支店へ売上11,000円、本店より仕入11,000円、というものが記録され、ここでまた金額が一致してるかどうかの照合が取れると。このような仕組みになっています。内部取引というのは、このように通常のお金の取引だけではなくて、商品の発送、ここでは売上、仕入という形で記録していきますが、このような事も必要になっていきます。

で、続いてですね、実際にこのような取引を集計した結果、やはり決算、財務諸表の作成が要求されてきます。続いて見ていく内容は、本支店の財務諸表作成、こちらを確認していきましょう。本支店合併財務諸表の作成。本支店会計の冒頭でもお話した通り、本店は本店の帳簿、支店は支店の帳簿作成っていうのを行なっています。ただ本店、支店というものは法律上1つの会社です。例えばA社という会社であれば法律上は本店、支店分かれていたとしても、あくまでもA社という1つの括りで見ていきます。という事はこのA社という1つの括りで決算書の作成、財務諸表の作成が要求されてくる。そこで作成するのが、合併貸借対照表や合併損益計算書になってくる。なので単純イメージとしては、本店と支店の帳簿を合算、つまり足し算して合併財務諸表、合併損益計算書を作っていくよということです。決算整理としてはほとんど一緒です。しかし、やはり本支店特有の項目っていうものがありますのでそこについてこれから細かく見ていきたいと思います。では本支店合併財務諸表の作成、この一連の流れを確認していきましょう。本店、支店それぞれ帳簿を作成していますので、決算整理前残高試算表ってものが独自に作られていきます。そしてそこから実際どのような流れで手続きが行なわれていくのか、順番にその一連の流れを確認していきましょう。

まず最終ゴールですね。これの最終のゴールっていうのは一体何をするのかというと、まあ目的と言ってもいいんですが、合併財務諸表の作成です。これがゴールです。この合併財務諸表を作成するために一体どういったステップを踏んでいかなければいけないのか。それが皆さんがこれからやっていく重要な論点になっていきます。まずは本支店会計特有の項目である、未達取引の整理。そして通常と一緒なんですが決算整理。また本支店特有の内部取引の相殺。そして本支店特有の内部利益の控除。この手順で行なわれていきます。未達取引の整理、決算整理、内部取引の相殺、内部利益の控除。言葉だけ見ても、何のこっちゃと思うかもしれませんが、細かい中身はこれから一緒に見ていきたいと思います。

ではまず未達取引、これについて確認をしていきましょう。

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