簿記2級無料講座 材料の購入と消費
材料の購入と消費、材料を買ったらどうするのか、消費という事で使ったらどうするのか、こちらについて具体的に見ていきましょう。まず材料を買ったならば、材料費勘定の借方、左側に記録をしていきます。ただこの時ですね、金額、ここに1つ重要なポイントがあります。金額計算をする時の注意点として、購入代価、つまりこの材料を買う為にかかった純粋な金額と付随費用と言われる運賃などが足されます。これは3級商業簿記で引取運賃、商品を買った時に引取運賃かかったよ、これは商品を仕入れた代金に含めて下さいね、という内容があったと思います。あれと考え方は一緒。この材料を買う為には必ず運賃がかかってくると。じゃ材料を買ってくる仕入代金に出してしまおうと。そのような考え方に基づいて計算がされていきます。ここ間違えやすいので注意をしておいて下さい。そしてこの後、実際に材料を消費、つまり使いましたと。使ったならば直接と間接にそれぞれを分けてあげて下さい。直接材料については仕掛品へ、そして間接材料については製造間接費へ振替えてあげます。基本的にはこの流れだけになっていきます。材料の購入と消費っていう記録に関してはこの流れだけになっていく。
では具体的な仕訳。まず1つ目、素材3,000キロで購入し、代金は掛けとした。で、@520円とありますが、これは素材1キロあたりの単価が520円ですよという事を表しています。ちなみにこの素材というのが材料に該当しますので、材料を仕入れたならば材料の記録、そして代金は掛けという事なので買掛金の記帳がされていきます。ですから左借方、材料3,000キロ×520円。そして右側の貸方については買掛金、1,560,000円となります。
では続いて、上記の素材を直接材料として2,000キロ、間接材料として400キロ使用した。まず、直接材料、これが2,000キロ。2つ目としては間接材料として400キロ使っているよと。材料を使ってるという事なので、右側の貸方、材料減少を記帳して下さい。そして左借方、こちらは直接が仕掛品、間接が製造間接費、それぞれの金額として2,000キロ×520円、400キロ×520円で計算がされていきます。そしてそれぞれの合計を計算すると1,248,000円。これが材料の減少として記帳されていくよと。
以上が材料の流れと仕訳となっていきます。では引き続き材料費の細かい計算、こちらを見ていきましょう。
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