簿記2級無料講座 労務費の分類
先ほどまでは材料費の細かい内容っていうものを見ていきました。同じように労務費、経費というものがありますので、その続きとして2つ目の労務費、こちらを確認していきたいと思います。労務費というのは工場で働いている人達のお給料、賃金と言ったりします。また工場で事務とか経理をやっている方達の給料、もうこれは給料とそのまま表現しますが、工場で実際作業をしている人達のお給料を賃金、で、事務作業をしている人達のお給料を給料と言っていき、それらを含めて労務費とまとめて原価に含めていってます。その辺りの内容も細かく確認をしていきたいと思います。
それでは労務費の分類。先ほども少しお話しました賃金、給料。工場で製造に関わる人達のお給料が賃金、工場で事務作業してくれている人達のお給料を給料と言っていくよと。まず労務費は大きく2つに分かれていくんですが、実はこの後ですね賃金についてはさらに2つに分かれていきます。どのように分かれるかというと、直接工、間接工。この2つに分かれていきます。直接工賃金、間接工賃金。この2つの違いは何かというと、工場で製造に関わる人達でも製品を作るという事だけをやってる人達もいれば、製品を直接作っているわけではないんですが、その製品を作る為に必要な機械なんかの修理を行なってくれてる人達もいます。その名の通り直接工賃金というのは製品を直接作っている人達のお給料。間接工賃金というのは製品を作る為に必要な機械の修理を行なってくれてる人達のお給料とに分かれていく。で、さらにこの直接工賃金も2つに分かれていきます。それが直接作業時間と間接作業時間。製品を直接作っているという人達の中でもやはり労働時間で細かく見ていると、製品を直接作っている時間もあれば例えば材料を運搬してたりとか、倉庫で作業をしてたりとか、直接作るという時間以外でも必要な時間というのはあったりします。そういった時間で分けるという事があります。
なぜこんなめんどくさい事をしているのかというと、労務費の分類、覚えてるでしょうか。直接労務費と間接労務費、この2つがありましたよね。じゃあ賃金、給料も労務費と言っていきますが、それを最終的に直接労務費と間接労務費とに分けてあげなければいけないからです。じゃどのように分けるかって言うと、このように賃金の中でも直接工賃金の中でもさらに直接作業時間にかかるものだけを直接労務費としましょうと。そしてそれ以外、給料、間接工賃金、間接作業時間については間接労務費にしていこうねと。ここまで細かく分けて直接労務費と間接労務費に分けていく必要があります。この辺りは具体的な計算、練習問題などでぜひ確認をしていただければと思います。
では続いて実際の仕訳、こちらを確認しておきましょう。
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