簿記2級無料講座 材料費の分類
はい、それでは材料費の分類に入っていく前に、復習としてこの図。完成をさせてみて下さい。材料費、労務費、経費。直接と間接に分かれて、仕掛品、製造間接費へ、製造間接費は配賦という事で各仕掛品へ分けられる。そして仕掛品は完成したものだけを製品へと、そして製品は販売したものだけを売上へと。この一連の流れを金額は書かなくて結構ですので、箱の図を入れながら、目印を入れながら完成されてみて下さい。
はい、それでは出来たでしょうか。念の為復習として見ておきましょう。直接と間接にそれぞれ分けて、直接は仕掛品へ、間接は製造間接費へ、これがステップ1でした。2つ目のステップとしては製造間接費を各仕掛品勘定へ配賦していく、そして3つ目のステップとして仕掛品に集計されたもののうち、完成した原価だけを製品勘定へ移していく、そして販売したものを売上へ。この一連の流れが何も見ずにすぐ出来るようになれば、後々ですね工業簿記やっていく中で非常に理解度が深まります。ぜひこの図、流れっていうものを何も無い状態で書けるようにしておいて下さい。
では本題に入ります。材料費の分類というところで確認をしていきますが、この材料費、2つに分かれていきます。直接材料費、間接材料費。では一体何が直接材料費で、どういったものが間接材料なのか。ここを簡単に説明していきますが、まず直接材料費。主要材料、つまりメインとなる材料や買入部品費。ある製品を作る為に必要な材料、部品ですね。間接材料費、こちらについてはどういったものが間接材料費になっていくのかと言いますと、補助材料費、工場消耗品、消耗工具器具備品。こういったものを間接材料費と言っていきます。例えば補助材料費、これはカバンを作るとなった時の糸なんかがイメージしやすいかと思います。ボタンとかファスナーっていうのは部品として、パーツとして必要になっていきますが、それを縫い合わせるとなったら、糸、大切になってきますね。こういったものを間接材料費として記録していきます。その他工場消耗品、例えばミシンを使うとか、大型の機械を使うとなった時に、油が必要になりますよね。機械やミシンに付ける油、こういったものを工場消耗品として記録、計算していくと。そして最後、消耗工具器具備品、これはネジを締める為のドライバーとか、後金槌。まあそういった工場で使われてる機械なんかを修理する為の器具、備品で非常に小さな金額のもの。こういったものが消耗工具器具備品として取り扱われていきます。
細かい内容を覚える必要はありませんが、イメージとして直接材料費はこんなもの、間接材料費とはこういったもんなのだという事は、分類として分かるようにしておいて下さい。実際過去の試験においても、どれが直接材料費で、どれが間接材料費になるのか、その分類をした上で各計算をしなさいという問題が出題されています。費目の分類といわれる内容ですが、そういったところではこの分類が出来なければ解答出来ないというのもありますので、ぜひ注意をしておいて下さい。
それでは具体的な記録の方法、こちらを見ていきたいと思います。
Copyright (C) 合格TV