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手形の裏書譲渡

決められた日よりも一足早く「本物の」お金を手にした時の仕訳が出来るようになりましたね。
商品売買の時に、代金を手形で支払ったり手形で受け取ったりできるということは分かりましたが、手形にはもう一つ便利な使い方があります。
他人からもらった手形を、そのまま別の人への支払いに使うというやり方です。手形をいったん「本物の」お金に変えてから支払うのではなく、そのまま手形を渡すんですね。
この項目は簿記3級試験では狙われやすいところです。仕訳の方法を丁寧にご説明いたします。

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問題集(約束手形)

問題 15-1

次の一連の取引について仕訳しなさい。
1.雲井商店は、春日野商店から商品¥200,000を仕入れ、代金は春日野商店宛ての約束手形を振り出して支払った。
2.上記 1.の約束手形¥200,000が支払期日になり、当座預金で決済された。
3.六甲商店は、篠原商店に商品¥250,000を売り渡し、代金は篠原商店振出し、六甲商店を名宛人とする約束手形で受け取った。
4.六甲商店は、かねて取立てを依頼していた上記3.の約束手形¥250,000が満期日に決済され、当座預金に代金¥250,000が入金された旨、取引銀行から通知を受けた。
5.六甲商店は、篠原商店に商品¥100,000を売り渡し、代金はかねて六甲商店が振り出した約束手形で受け取った。

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問題集(手形の裏書譲渡)

問題 17-1

1.山口商店から商品¥360,000を仕入れ、代金は同額の手持ちの広島商店振出し、当店宛ての約束手形を裏書譲渡した。
2.島根商店より商品¥180,000を仕入れ、代金のうち半額は手持ちの鳥取商店振出し、当店宛ての約束手形を裏書譲渡し、残りは島根商店宛ての約束手形を振り出して支払った。

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問題 17-2

次の各取引について、仕訳しなさい。
勘定科目:当座預金、受取手形、売掛金、支払手形、買掛金、仕入
1.愛媛商店に対する買掛金¥153,000を支払うため、松山商店から受け取っていた約束手形を裏書譲渡した。
2.香川商店に対する売掛金¥120,000を回収するにあたり、土佐商店振出しの約束手形を裏書譲渡された。
3.金沢商店より商品¥150,000を仕入れ、代金のうち¥80,000は当店宛ての約束手形を裏書譲渡し、残額は約束手形を振り出して支払った。

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印刷できる簿記3級レジュメ(PDF)はこちらから。
田畑先生の簿記3級はこちらから。

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